myskip
「オバマ大統領」myskip3月号 (最終回)
2009年03月10日
「有名人で誰に似ているか」私がもっとも言われてきたのが、「新沼謙治」である。高校時代に、女子から似ていると言われてから、卒業するまでの間、私のあだ名は、「ニイヌマン」、もしくは「ハト」になった。(新沼謙治さんは鳩好き)恋愛氷河期の消したい記憶である。
大学時代も嬉しくないあだ名がついた。小学校建設のボランティアでラオスを訪れた時のこと、女の先輩たちが、タイのお札と私を見比べて、爆笑していた。どうやら、タイのお札に描かれている国王が私にそっくりだったようだ。それ以来、私は「バーツ(タイの通貨)」と呼ばれている。これも消したい記憶である。
また、最近では、アメリカ大統領選挙のテレビを見ていた娘が、「とーたんがテレビにでている」と言い出した。テレビを見ると、その人物は「イエス、ウィー キャン」と熱く語っていた。なんと、娘は私とオバマ大統領を間違えたのである!
そんな出来事をブログに書いたら、テレビ局からの取材が来た。「新潟のオバマとしてコメントを!」と言われ、真面目に語ったのだが、放送での私は「チェンジ」と一言だけだった。あまりの恥ずかしさにチャンネルをチェンジした。まったく、娘の一言が、テレビ放送までになるとは驚きである。
翌日、私の母は、知り合いから、オバマの母とからかわれ、穴があったら入りたい思いをしたようだ。はずかしさのあまり、息子をチェンジしたいとまで言われた私はなんともみじめである。今は、私のあだ名が「オバマ」にならないことを祈るばかりである。
大学時代も嬉しくないあだ名がついた。小学校建設のボランティアでラオスを訪れた時のこと、女の先輩たちが、タイのお札と私を見比べて、爆笑していた。どうやら、タイのお札に描かれている国王が私にそっくりだったようだ。それ以来、私は「バーツ(タイの通貨)」と呼ばれている。これも消したい記憶である。
また、最近では、アメリカ大統領選挙のテレビを見ていた娘が、「とーたんがテレビにでている」と言い出した。テレビを見ると、その人物は「イエス、ウィー キャン」と熱く語っていた。なんと、娘は私とオバマ大統領を間違えたのである!
そんな出来事をブログに書いたら、テレビ局からの取材が来た。「新潟のオバマとしてコメントを!」と言われ、真面目に語ったのだが、放送での私は「チェンジ」と一言だけだった。あまりの恥ずかしさにチャンネルをチェンジした。まったく、娘の一言が、テレビ放送までになるとは驚きである。
翌日、私の母は、知り合いから、オバマの母とからかわれ、穴があったら入りたい思いをしたようだ。はずかしさのあまり、息子をチェンジしたいとまで言われた私はなんともみじめである。今は、私のあだ名が「オバマ」にならないことを祈るばかりである。
「かわいい」myskip2月号
2009年02月12日
長女の夢のことを世界で一番かわいいと思っているのは、私でも妻でもなく、夢、本人のようである。
「夢ちゃんかわいいねぇ〜」と言うと、「しっているもん!」とかわいくない答えをする。
「結ちゃん(次女)かわいいねぇ〜」などと言うものなら、「かわいくないもん。ゆめのほうがかわいいもん」とぶーたれるのだが、「夢の妹の結ちゃん、かわいいねぇ〜」と言うと、「そうでしょう」とご満悦になる。
基準はあくまで自分のようである。
夢とスーパーに買い物に行った時のこと、店員から試食を勧められた娘は、その後、小声で「ゆめがかわいこちゃんだからくれた」と言い出した。
やはり、自分が世界で一番かわいいと思っているようである。
夢がこのようになってしまった原因は、私の母にある。
夢を母に預ける度に、娘に「夢は世界で一番かわいいねぇ」と言い続けたからである。
実は、母によって、勘違いをしてしまった被害者は、娘が初めではない。
私の妹も、「世界で一番かわいい」と母に育てられてきた。
そんな妹が、夢の現状を聞いて、烈火のごとく、母に怒った。
妹も小さい頃、自分が世界で一番かわいいと思っていたが、大きくなって、現実を知り、大層落ち込んだそうだ。
親子三代に渡って勘違いをしている桑原一族だが、幸いにして私は、勘違いをしていない。
なぜなら、私の妻は、「私かっこいい人苦手なんだよね」と公言しているからである。
私は妻に言いたい。それは決して褒め言葉じゃないぞ!
「夢ちゃんかわいいねぇ〜」と言うと、「しっているもん!」とかわいくない答えをする。
「結ちゃん(次女)かわいいねぇ〜」などと言うものなら、「かわいくないもん。ゆめのほうがかわいいもん」とぶーたれるのだが、「夢の妹の結ちゃん、かわいいねぇ〜」と言うと、「そうでしょう」とご満悦になる。
基準はあくまで自分のようである。
夢とスーパーに買い物に行った時のこと、店員から試食を勧められた娘は、その後、小声で「ゆめがかわいこちゃんだからくれた」と言い出した。
やはり、自分が世界で一番かわいいと思っているようである。
夢がこのようになってしまった原因は、私の母にある。
夢を母に預ける度に、娘に「夢は世界で一番かわいいねぇ」と言い続けたからである。
実は、母によって、勘違いをしてしまった被害者は、娘が初めではない。
私の妹も、「世界で一番かわいい」と母に育てられてきた。
そんな妹が、夢の現状を聞いて、烈火のごとく、母に怒った。
妹も小さい頃、自分が世界で一番かわいいと思っていたが、大きくなって、現実を知り、大層落ち込んだそうだ。
親子三代に渡って勘違いをしている桑原一族だが、幸いにして私は、勘違いをしていない。
なぜなら、私の妻は、「私かっこいい人苦手なんだよね」と公言しているからである。
私は妻に言いたい。それは決して褒め言葉じゃないぞ!
「次女の名前」myskip1月号
2009年01月13日
次女には、「結(ゆい)」と名付けました。結とは、集落において協力しあう共同作業のことで、人々を結びつけ助け合う人間になって欲しいと願い、命名しました。
名前は、魔法のように、その人の人生に影響を与えると思っています。
妻の「美雪」はその名の通り、雪とは無縁な熱海から嫁いできました。
長女の「夢」は、水害と地震をお腹の中で経験し、豪雪の中、生まれてきました。親馬鹿ですが、この「子育て奮闘記」を通じて、少しは夢を与えてくれたと思っております。
きっと「結」も、人と人とのかけはしになってくれることでしょう。
全く余談ですが、私の母は「敏子」という名前ですが、私は中学まで母の名前を「梅子」と書いていました。「梅子」とは、一体誰でしょうか?
父の名は「博」ですが、点を打つ場所が今も微妙にわかりません。
このように、私は漢字を書くのがかなり苦手です。長女の「夢」の出生届を提出する時も、「夢」と書こうと思ったのですが、何だか、微妙に違う字になりました。
窓口で出生届を見せて、「これってゆめと読みませんよね?」と聞いてみると、「そうですね、普通読みませんね」「どくって読みますね・・・。」
なんというミステイクでしょう。私が書いたのは「毒」という字だったのです。
「夢」とは全く逆な名前です。
慌てて、書き直し、結局、携帯電話で文字を確認して、無事に提出することができました。
一度、出生届を提出すると、改名は大変だそうです。皆さんも提出の際はご注意を!
名前は、魔法のように、その人の人生に影響を与えると思っています。
妻の「美雪」はその名の通り、雪とは無縁な熱海から嫁いできました。
長女の「夢」は、水害と地震をお腹の中で経験し、豪雪の中、生まれてきました。親馬鹿ですが、この「子育て奮闘記」を通じて、少しは夢を与えてくれたと思っております。
きっと「結」も、人と人とのかけはしになってくれることでしょう。
全く余談ですが、私の母は「敏子」という名前ですが、私は中学まで母の名前を「梅子」と書いていました。「梅子」とは、一体誰でしょうか?
父の名は「博」ですが、点を打つ場所が今も微妙にわかりません。
このように、私は漢字を書くのがかなり苦手です。長女の「夢」の出生届を提出する時も、「夢」と書こうと思ったのですが、何だか、微妙に違う字になりました。
窓口で出生届を見せて、「これってゆめと読みませんよね?」と聞いてみると、「そうですね、普通読みませんね」「どくって読みますね・・・。」
なんというミステイクでしょう。私が書いたのは「毒」という字だったのです。
「夢」とは全く逆な名前です。
慌てて、書き直し、結局、携帯電話で文字を確認して、無事に提出することができました。
一度、出生届を提出すると、改名は大変だそうです。皆さんも提出の際はご注意を!
「子どもが生まれました」myskip12月号
2008年12月08日
11月2日に二人目の子どもが産まれました。おかげさまで母子ともに健康です。
長女の夢が産まれたときは、インフルエンザで立ち会えないという人生最大の失態を犯した私ですが、今回は、長岡での出産だったので、妻の陣痛が始まった時に、付き添うことができました。
病院に到着し陣痛室で、苦しむ妻をみて、その痛みを少しでもやわらげようと、桑原望のとっておきの面白い話を連発しました。しかし、妻は笑うと痛むらしく、鼻の穴をピクピクさせながら、「笑わせるな・・・」とブチ切れました。ところが、妻を笑わせないで話しかけることが出来ません。私は励ますつもりが無口になってしまいました。
しばらくすると、妻が検査のために、別室に行きました。その間に、私はトイレに行ってきたのですが、妻は検査に行ったきりいつまでたっても帰ってきません。しばらくすると、分娩室から、妻とは思えない声が聞こえ、それから助産師さんが「おめでとうございます。元気な女の子です」と知らせてくれました。結局、冗談を言って妻に怒られ、妻の背中を一回もさすることもなく、さらに、出産前の妻にかけた最後の言葉が「俺、うんこしてくるよ」。本当に私はなんのために、病院に行ったのでしょうか。
で、子育て奮闘記の主人公である長女の夢はといいますと、どういうわけだか、「ゆめはおにいちゃんになる!」と、張り切っております。
長女の夢が産まれたときは、インフルエンザで立ち会えないという人生最大の失態を犯した私ですが、今回は、長岡での出産だったので、妻の陣痛が始まった時に、付き添うことができました。
病院に到着し陣痛室で、苦しむ妻をみて、その痛みを少しでもやわらげようと、桑原望のとっておきの面白い話を連発しました。しかし、妻は笑うと痛むらしく、鼻の穴をピクピクさせながら、「笑わせるな・・・」とブチ切れました。ところが、妻を笑わせないで話しかけることが出来ません。私は励ますつもりが無口になってしまいました。
しばらくすると、妻が検査のために、別室に行きました。その間に、私はトイレに行ってきたのですが、妻は検査に行ったきりいつまでたっても帰ってきません。しばらくすると、分娩室から、妻とは思えない声が聞こえ、それから助産師さんが「おめでとうございます。元気な女の子です」と知らせてくれました。結局、冗談を言って妻に怒られ、妻の背中を一回もさすることもなく、さらに、出産前の妻にかけた最後の言葉が「俺、うんこしてくるよ」。本当に私はなんのために、病院に行ったのでしょうか。
で、子育て奮闘記の主人公である長女の夢はといいますと、どういうわけだか、「ゆめはおにいちゃんになる!」と、張り切っております。
「子どもはかぜの子」myskip 10月号
2008年10月13日
娘は、妻の実家である熱海で産まれた。
私は、仕事もあったので、陣痛が始まったら駆けつけるということにしていた。
予定日の三日前に、妻から「陣痛が始まったから来て!」と連絡があった。
その時、私はインフルエンザのまっさかりであった。
妻にそう伝えると、妻の態度は豹変し「絶対に来るな!」(風邪がうつるので)とのことだった。
それから、数時間後、「産まれました」と写メールが届いた。
初めて見る娘は泣いていたけど、僕も頭に冷えピタを張ったまま、ベットの上で、違った意味で泣いていた。
人生最悪であり、人生最高の一日であった。
娘の出生には、そんな秘密があるからなのかはわからないが、娘はめったなことで風邪をひかない。
娘が通う幼稚園では風邪が流行し、娘の友達の多くが、幼稚園を休んでいた。
「ゆめもかぜひきたい」と大泣きをした。
友達が風邪を引いていることがうらやましいかったようだ。
結局、娘は、風邪をひくために、夜までパンツ一丁で過ごしたのである。
翌日は、僕たち夫婦の結婚記念日で、ケーキを買って食べようということになった。
娘に「風邪をひいたらケーキ食べれないね」と言うと、「くちはうごかせるからたべられる」という。
「友達の家にも遊びにもいけないね」と言うと、「あしはうごかせるからいける」と娘は答える。
なんとも悪知恵、サル知恵の働く娘である。「バカは風邪引かない」と言うが、娘は馬鹿ではない。
ただ「アホ」なのである。世界のナベアツのように、三才になので「アホ」になっているようだ。
私は、仕事もあったので、陣痛が始まったら駆けつけるということにしていた。
予定日の三日前に、妻から「陣痛が始まったから来て!」と連絡があった。
その時、私はインフルエンザのまっさかりであった。
妻にそう伝えると、妻の態度は豹変し「絶対に来るな!」(風邪がうつるので)とのことだった。
それから、数時間後、「産まれました」と写メールが届いた。
初めて見る娘は泣いていたけど、僕も頭に冷えピタを張ったまま、ベットの上で、違った意味で泣いていた。
人生最悪であり、人生最高の一日であった。
娘の出生には、そんな秘密があるからなのかはわからないが、娘はめったなことで風邪をひかない。
娘が通う幼稚園では風邪が流行し、娘の友達の多くが、幼稚園を休んでいた。
「ゆめもかぜひきたい」と大泣きをした。
友達が風邪を引いていることがうらやましいかったようだ。
結局、娘は、風邪をひくために、夜までパンツ一丁で過ごしたのである。
翌日は、僕たち夫婦の結婚記念日で、ケーキを買って食べようということになった。
娘に「風邪をひいたらケーキ食べれないね」と言うと、「くちはうごかせるからたべられる」という。
「友達の家にも遊びにもいけないね」と言うと、「あしはうごかせるからいける」と娘は答える。
なんとも悪知恵、サル知恵の働く娘である。「バカは風邪引かない」と言うが、娘は馬鹿ではない。
ただ「アホ」なのである。世界のナベアツのように、三才になので「アホ」になっているようだ。
「口は災いのもと」 myskip9月号
2008年09月09日
最近の娘は、ますますおしゃべりになってきている。
起きている時は、ほとんどしゃべっており、しゃべっていない時はというと、歌っているのである。
あまりにもしゃべってばかりなので、ジェスチャー付きで「お口にチャック」と娘に伝えたら、10秒と我慢できず、娘が倒れそうになってしまった。
サメは泳ぎ続けないと死んでしまうが、ユメはしゃべり続けないと生きられないようである。
先日、夜中に娘が突然起きだして、「おかあさん おかあさん どこ?」と泣き出した。
妻は娘の横で寝ていたので、起きて「お母さんは、ここにいるよ」と娘を抱きしめた。
抱きしめること数分、いきなり、娘は「おかあさんじゃない。おかあさんゆびはどこなの?」と意味不明にキレだした。
妻も訳がわらかず、自分のひとさし指を差し出して「お母さん指は、これだよ」と教えた。
娘は「そっか」とうなずいて、又、眠りについた。
一体娘が何を探していたのか、今でもわからない。
また、妻と娘と三人でお風呂に入ったときのこと。
娘に「夢のおっぱいはどんなおっぱい?」と聞いてみた。
娘の答えは「きれい」であった。
続けて私が「じゃ お母さんのおっぱいは?」と聞いてみると、
娘は少し考えた後に、天使の笑顔でこう言った。
「ふるい!」
想定外の答えに、妻も私も沈黙したままだった。
しばらくしてから妻は「古くしたのはあんたなんだけどね」と寂しそうに言うので、
私はフォローするつもりでこう言った。
「わびさびがあっていいじゃん」
もちろん、フォローは失敗した。
起きている時は、ほとんどしゃべっており、しゃべっていない時はというと、歌っているのである。
あまりにもしゃべってばかりなので、ジェスチャー付きで「お口にチャック」と娘に伝えたら、10秒と我慢できず、娘が倒れそうになってしまった。
サメは泳ぎ続けないと死んでしまうが、ユメはしゃべり続けないと生きられないようである。
先日、夜中に娘が突然起きだして、「おかあさん おかあさん どこ?」と泣き出した。
妻は娘の横で寝ていたので、起きて「お母さんは、ここにいるよ」と娘を抱きしめた。
抱きしめること数分、いきなり、娘は「おかあさんじゃない。おかあさんゆびはどこなの?」と意味不明にキレだした。
妻も訳がわらかず、自分のひとさし指を差し出して「お母さん指は、これだよ」と教えた。
娘は「そっか」とうなずいて、又、眠りについた。
一体娘が何を探していたのか、今でもわからない。
また、妻と娘と三人でお風呂に入ったときのこと。
娘に「夢のおっぱいはどんなおっぱい?」と聞いてみた。
娘の答えは「きれい」であった。
続けて私が「じゃ お母さんのおっぱいは?」と聞いてみると、
娘は少し考えた後に、天使の笑顔でこう言った。
「ふるい!」
想定外の答えに、妻も私も沈黙したままだった。
しばらくしてから妻は「古くしたのはあんたなんだけどね」と寂しそうに言うので、
私はフォローするつもりでこう言った。
「わびさびがあっていいじゃん」
もちろん、フォローは失敗した。
「ご飯の時間」myskip08年8月号
2008年08月09日
小さい頃の私は、かなりの小食で母親を心配させたが、大人になってからの私は、大食い&早食いになり、今度は別の意味で妻に心配されている。
娘はというと、私が幼かった時に比べるとマシだが、やはり食事を残す時もある。
そういう時の娘は、優しいふりをして私に「これ 食べてもいいよ」と、残したものを私に食べさせるという作戦を取る。なんとも悪知恵が働く娘である。
この作戦が通用しなかった時は、おなかがいっぱいになると「ご飯の食べ方を忘れた」という意味不明な作戦で誤魔化すのだが、ここまでくると、悪知恵なのかさえもわからない。
我が家では和食中心の食生活を送っているせいか、娘の大好物はどういうわけだか「もずく」である。
しかも「もずく」を一気飲みする。娘にとって「もずく」は、飲み物のようである
アメは「歯が痛くなるからいらない」と勧められても断るくせに、スーパーに行くと「もずくほしーー」とダダをこねる。これには、私も笑うしかない。
娘には、食事のマナーをしっかりと教えている。
その影響で最近では、逆に私の方が娘から注意されている。
私が新聞を読みながら食事をしようものなら「ごはんのときはごはん!」と娘から説教される。
また早食いな私が、妻や娘よりも先に食事を終えると、娘から「はやっ!」と突っ込まれるのである。
普段私が娘に言っていることだから、素直に従うしかない。
私は、母、妻、娘の三世代から、食べ方で怒られる毎日なのである。
娘はというと、私が幼かった時に比べるとマシだが、やはり食事を残す時もある。
そういう時の娘は、優しいふりをして私に「これ 食べてもいいよ」と、残したものを私に食べさせるという作戦を取る。なんとも悪知恵が働く娘である。
この作戦が通用しなかった時は、おなかがいっぱいになると「ご飯の食べ方を忘れた」という意味不明な作戦で誤魔化すのだが、ここまでくると、悪知恵なのかさえもわからない。
我が家では和食中心の食生活を送っているせいか、娘の大好物はどういうわけだか「もずく」である。
しかも「もずく」を一気飲みする。娘にとって「もずく」は、飲み物のようである
アメは「歯が痛くなるからいらない」と勧められても断るくせに、スーパーに行くと「もずくほしーー」とダダをこねる。これには、私も笑うしかない。
娘には、食事のマナーをしっかりと教えている。
その影響で最近では、逆に私の方が娘から注意されている。
私が新聞を読みながら食事をしようものなら「ごはんのときはごはん!」と娘から説教される。
また早食いな私が、妻や娘よりも先に食事を終えると、娘から「はやっ!」と突っ込まれるのである。
普段私が娘に言っていることだから、素直に従うしかない。
私は、母、妻、娘の三世代から、食べ方で怒られる毎日なのである。
「お父さん大好き!」myskip08年7月号
2008年07月15日
娘が生まれた時「お前って娘が高校生になったら絶対嫌われるタイプだよな」と、娘が生まれた喜びを一気に吹き飛ばす言葉を言われ、「一体どんなタイプだ!」と私は言い返した。
あれから、三年の月日が流れ、娘は幼稚園児になった。
「高校生になったら嫌われる」というノストラダムス以上の恐怖の預言が外れたことを私は胸を張って宣言したい。
なぜなら私は既に娘に嫌われているようなのだ。
娘の近くにいると、「とーたん みたくない」「とーたん あっちいって」と言われる始末。
たまに私の顔を殴ってくるので、家庭内暴力、もしくは親父虐待である。
娘に罪はない。原因はやはり私にあるのであろう。
娘がふと言った一言を思いだす。
「とーたん もっと かっこよくなってね」
もしかしたら、娘は新沼 謙治に瓜二つといわれる私の顔が気にいらないのであろうか。
それとも、私が娘の前でおならばかりしているのが悪いのだろうか。
けれども、娘よ。君も私が呼んだら「ブホ!」とおならで返事をしたではないか。
そんな娘だが、私にお願いする時だけは、笑顔でお願いしてくる。
「とーたん タカイタカイして」とねだる娘に、「じゃ おとうさんだいすきって言ってごらん」と強制する自分が、モノで女性を口説こうとするおっさんみたいで嫌である。
そんなわけで、最近本気でへこんでいる私ですが、そんな私に心優しい妻はこういうのである。
「ちっちぇー男だな〜〜〜」
なんだか暗くなってきたので、今日はこの辺で。
(月刊myskip7月号より転載)
あれから、三年の月日が流れ、娘は幼稚園児になった。
「高校生になったら嫌われる」というノストラダムス以上の恐怖の預言が外れたことを私は胸を張って宣言したい。
なぜなら私は既に娘に嫌われているようなのだ。
娘の近くにいると、「とーたん みたくない」「とーたん あっちいって」と言われる始末。
たまに私の顔を殴ってくるので、家庭内暴力、もしくは親父虐待である。
娘に罪はない。原因はやはり私にあるのであろう。
娘がふと言った一言を思いだす。
「とーたん もっと かっこよくなってね」
もしかしたら、娘は新沼 謙治に瓜二つといわれる私の顔が気にいらないのであろうか。
それとも、私が娘の前でおならばかりしているのが悪いのだろうか。
けれども、娘よ。君も私が呼んだら「ブホ!」とおならで返事をしたではないか。
そんな娘だが、私にお願いする時だけは、笑顔でお願いしてくる。
「とーたん タカイタカイして」とねだる娘に、「じゃ おとうさんだいすきって言ってごらん」と強制する自分が、モノで女性を口説こうとするおっさんみたいで嫌である。
そんなわけで、最近本気でへこんでいる私ですが、そんな私に心優しい妻はこういうのである。
「ちっちぇー男だな〜〜〜」
なんだか暗くなってきたので、今日はこの辺で。
(月刊myskip7月号より転載)
「運動神経」myskip08年6月号
2008年06月11日
同い年のお友達と遊んでいる様子を見ると、元気は誰よりもあるのですが、運動能力は劣っているようなのです。
親の私は、運動が苦手ですから仕方がないのかもしれません。
私が小学生の時、野球部で部員18名なのに背番号は20番で、登録はコーチ枠でした。
監督から「秘密兵器だ」と言われ、秘密のまま終わったのはいうまでもありません。
学習能力も無かった私は、中学でも野球部に入部しました。
中一の時に、どういうわけだかキャプテンになったのですが、私は補欠のまま。
キャプテンの仕事は、先攻決めるじゃんけんのみで、その後は、ポジションであるベンチに戻って応援です。
この意味不明なポジションは敵チームを混乱させたことでしょう。
しかし、最後の大会では、監督の配慮で代打に出してもらいました。
相手は、全国大会に出場したこともある名ピッチャー。
一方、私は永遠の秘密兵器の迷バッター。普通だったら勝ち目はありません。
「野球は頭でするものだ」と私が考えた作戦は「4ボール作戦」!!
打席に立った私は、ピッチャーを睨み、そして、志村けんばりの変な顔をしました。
しかし、相手を笑わせてコントロールを乱すという作戦は大失敗、ピッチャーは無表情のまま投げ、私は三振となりました。この時ほど、自分が情けなかったことはありません。
そんな私の娘ですから、運動神経が無いのは仕方がないのかもしれません。
笑いの才能はありそうなのですが。(トホホ・・・)
「ミミフェチ」myskip08年5月号
2008年05月09日
娘は私の耳を触ることが大好きだ。
抱っこの時も、お風呂の時も、私の耳をまるで電車のつり革のようにしてつかまっている。
そのために私の耳は、一段と大きく、七福神の新メンバーのような耳になってしまった。
娘なりに耳にはこだわりがあり、冷たい耳が好きだそうだ。
ある時、娘をお風呂に入れてから、寝かせようとした時のこと、いつものように私の耳を触った娘は「ちゅめたいみみがいい」と泣き出した。
いつまでたっても泣きやまないので、私は、冷蔵庫から氷枕を持ってきて、自分の耳を冷やしたのである。
耳を冷やしながら、私は「親馬鹿」なのか、それとも親「が」馬鹿なのか考えたものである。
又、最近の娘の耳好きは度が過ぎている。娘は私の耳を触るだけでなく、なめだすようになったのだ。
「みみのなかにはいりたい」とか「みみになりたい」と意味不明なことを言いながら、娘は、笑顔で私の耳をなめる。
そして、娘は、誇らしげに「わたしはわるいミミマンだ〜」と勝利宣言を行うのである。
ここまでくると、娘は、「ミミフェチ」と言っても過言ではなく、私は笑っているわけにもいかなくなった。
そこで、私は娘に真剣に向き合い、「ミミマンはだめ」と伝えた。
しばらくすると、娘は「ミミマン」をやめることを約束して、二人で指きりをした。
「・・・ゆびきった」と言った瞬間、ニヤリと笑った娘は「わたしはちんこマンである」と最悪な改名宣言をしたのである。
そして、お父さんの悩みは今日も尽きない。
抱っこの時も、お風呂の時も、私の耳をまるで電車のつり革のようにしてつかまっている。
そのために私の耳は、一段と大きく、七福神の新メンバーのような耳になってしまった。
娘なりに耳にはこだわりがあり、冷たい耳が好きだそうだ。
ある時、娘をお風呂に入れてから、寝かせようとした時のこと、いつものように私の耳を触った娘は「ちゅめたいみみがいい」と泣き出した。
いつまでたっても泣きやまないので、私は、冷蔵庫から氷枕を持ってきて、自分の耳を冷やしたのである。
耳を冷やしながら、私は「親馬鹿」なのか、それとも親「が」馬鹿なのか考えたものである。
又、最近の娘の耳好きは度が過ぎている。娘は私の耳を触るだけでなく、なめだすようになったのだ。
「みみのなかにはいりたい」とか「みみになりたい」と意味不明なことを言いながら、娘は、笑顔で私の耳をなめる。
そして、娘は、誇らしげに「わたしはわるいミミマンだ〜」と勝利宣言を行うのである。
ここまでくると、娘は、「ミミフェチ」と言っても過言ではなく、私は笑っているわけにもいかなくなった。
そこで、私は娘に真剣に向き合い、「ミミマンはだめ」と伝えた。
しばらくすると、娘は「ミミマン」をやめることを約束して、二人で指きりをした。
「・・・ゆびきった」と言った瞬間、ニヤリと笑った娘は「わたしはちんこマンである」と最悪な改名宣言をしたのである。
そして、お父さんの悩みは今日も尽きない。
「プリキュア」myskip08年4月号
2008年04月15日
「プリキュア」という全国の少女と一部の青年男性に大人気のアニメを御存じだろうか。
このアニメは、主人公の少女たちが悪と戦う、ゴレンジャーの少女版といった内容のテレビアニメである。
主人公の名は「夢原のぞみ」といい、「私(桑原望)」と「娘(桑原夢)」が合体したような名前のため、変な親近感を感じている。
娘も「将来はプリキュアになる!」というほどのファンなのだが、
どうしてここまで娘が夢中になっているのかがわからない。
なぜなら、娘は「プリキュア」のアニメを見たことがないからである。
アニメの内容がわかっていないため、我が家のプリキュアごっこは、少し変わっている。
娘が言うには「女の子はプリキュア」ということで、主人公は娘。
そして「女の子」というには厳しいが妻も「プリキュア」の一員である。
敵はどういうわけだか「ウンチ怪獣」という名で、残念ながら私の役割である。
娘から満面の笑みで「ウンチ」と言われ「パンチ」をされるのは、
父親ならば仕方がないことなのだろうか。
遊びとわかっていても結構つらいものである。
しかも娘は、ここ一番の攻撃の時は、どういうわけだか、パンチと同時におならも出すのである。
「パーンチ!(ぶほ)」という二段攻撃は、匂いも強烈でまさに必殺技である。
最近、娘は三歳の誕生日を迎えたのだが、「三つ子の魂百まで・・」のことわざのように、
このままの性格で大きくなったらどうしようかと「ウンチ怪獣」は敵ながら心配しているのである。
このアニメは、主人公の少女たちが悪と戦う、ゴレンジャーの少女版といった内容のテレビアニメである。
主人公の名は「夢原のぞみ」といい、「私(桑原望)」と「娘(桑原夢)」が合体したような名前のため、変な親近感を感じている。
娘も「将来はプリキュアになる!」というほどのファンなのだが、
どうしてここまで娘が夢中になっているのかがわからない。
なぜなら、娘は「プリキュア」のアニメを見たことがないからである。
アニメの内容がわかっていないため、我が家のプリキュアごっこは、少し変わっている。
娘が言うには「女の子はプリキュア」ということで、主人公は娘。
そして「女の子」というには厳しいが妻も「プリキュア」の一員である。
敵はどういうわけだか「ウンチ怪獣」という名で、残念ながら私の役割である。
娘から満面の笑みで「ウンチ」と言われ「パンチ」をされるのは、
父親ならば仕方がないことなのだろうか。
遊びとわかっていても結構つらいものである。
しかも娘は、ここ一番の攻撃の時は、どういうわけだか、パンチと同時におならも出すのである。
「パーンチ!(ぶほ)」という二段攻撃は、匂いも強烈でまさに必殺技である。
最近、娘は三歳の誕生日を迎えたのだが、「三つ子の魂百まで・・」のことわざのように、
このままの性格で大きくなったらどうしようかと「ウンチ怪獣」は敵ながら心配しているのである。
「バレンタインデー」myskip08年3月号
2008年03月25日
上京した親父は私の妹と食事をし、チョコレート店で買い物をしてきたそうだ。
銀座を歩く60近くの親父と20代の妹の二人の姿は、周りの人にどう映ったのだろう。
実の親子なのだが、文字通り「パパ」に見えたのは間違いない。
長岡に帰ってきた親父は、母と私の妻にチョコのお土産を渡した。
けど、ちょっと待ってくれ親父!バレンタインデーのチョコは男から女に渡すものではないだろう!
私にとってバレンタインデーは、ほろ苦い思い出ばかりである。
小学生の時は、クラスで一番多くのチョコを貰いながらも、全てが義理チョコだった。
中学の時には、「義理チョコだからね。勘違いしないでね」と念入りに言われ、チョコを貰ったこともあった。
高校の時には「ホワイトデーは三倍返しね」と、やっぱり義理チョコを貰った。
しかし、義理チョコの数などどうでもいいのである。
狙うは、可愛いあの子の本命チョコのみ!
いつも微笑みかけてくれるあの子、誰よりも若いあの子、明るくみんなからの人気者のあの子。
あの子とは、私の娘、桑原夢のことである。
そこで、勇気を出して娘に聞いてみた。
「ゆめちゃん 誰にチョコあげるの?」
すると、娘は「チョコはだいすきなひとにあげるんだよ」と答えた。
「誰?」と私が聞くと「おかあさんとババタン(私の母)といまいさん(母友人)」との答えである。
やっぱり、私は対象外である。しかもなぜに全員女性?
だから私は、長岡の中心で愛を叫びたい。「ギブ ミー チョコレート!」と。
「クリスマス」myskip08年2月号
2008年02月29日
学生時代から恋愛氷河期だった私にとって、クリスマスは楽しいイベントではありませんでした。
恋愛偏差値の低いモテナイ同盟の仲間と、カップルたちに向かって「お前の家は寺だろう!」「聖夜は性夜じゃないぞ!」と愚痴る日々を過ごしておりました。
しかし、娘が生まれたことによって、クリスマスは家族で過ごすイベントになりました。
私が子どもの頃、サンタが枕元に置いていったプレゼントは、なんと「鉛筆削り」。私は違った意味で驚き、心の中で「おもちゃじゃないじゃん・・・」と突っ込みました。
そんな経験があったので、娘にサンタから何が欲しいのか聞いてみました。
すると、娘は「おんなのこのあかちゃん」と答えるではありませんか!
親として娘の願いを叶えたいのですが、さすがに間に合わないので「あかちゃんは難しいなぁ」と答えると、娘は「ゆめのおなかにはあかちゃんがいるんだよ」と衝撃の告白です。
どうやら、サンタの代わりにコウノトリが来てしまったようです。
それ以外に欲しいものを聞いてみた所「干し柿」との答えです。とはいえ干し柿をプレゼントにするのも気が引けます。
悩んだ末に、お絵かきセットをプレゼントに選び、娘の枕元にそっと置きました。
朝起きると、娘はプレゼントを見つけて「サンタさんきたー」と大喜びです。
しかし、しばらくすると娘がキョロキョロと回りを見て、なにやら探しております。
娘に聞いてみると、「ゆめ いいこだからプレゼント二個もらえるはずなのに」とのこと。
サンタも呆れるほど、娘は悪知恵が働くようです。
恋愛偏差値の低いモテナイ同盟の仲間と、カップルたちに向かって「お前の家は寺だろう!」「聖夜は性夜じゃないぞ!」と愚痴る日々を過ごしておりました。
しかし、娘が生まれたことによって、クリスマスは家族で過ごすイベントになりました。
私が子どもの頃、サンタが枕元に置いていったプレゼントは、なんと「鉛筆削り」。私は違った意味で驚き、心の中で「おもちゃじゃないじゃん・・・」と突っ込みました。
そんな経験があったので、娘にサンタから何が欲しいのか聞いてみました。
すると、娘は「おんなのこのあかちゃん」と答えるではありませんか!
親として娘の願いを叶えたいのですが、さすがに間に合わないので「あかちゃんは難しいなぁ」と答えると、娘は「ゆめのおなかにはあかちゃんがいるんだよ」と衝撃の告白です。
どうやら、サンタの代わりにコウノトリが来てしまったようです。
それ以外に欲しいものを聞いてみた所「干し柿」との答えです。とはいえ干し柿をプレゼントにするのも気が引けます。
悩んだ末に、お絵かきセットをプレゼントに選び、娘の枕元にそっと置きました。
朝起きると、娘はプレゼントを見つけて「サンタさんきたー」と大喜びです。
しかし、しばらくすると娘がキョロキョロと回りを見て、なにやら探しております。
娘に聞いてみると、「ゆめ いいこだからプレゼント二個もらえるはずなのに」とのこと。
サンタも呆れるほど、娘は悪知恵が働くようです。
「さつまいも」myskip08年1月号
2008年01月18日
私が高校生の時、弁当のおかずのさつまいもを食べたら、授業中におならが止まらなくなった。
反抗期だった私は帰宅するなり母に「弁当に芋入れんなよ!屁が止まらないだろ!」とケチをつけた。
すると家族そろって大爆笑。私の短い反抗期が終わった瞬間だった。
それから15年近くの月日が流れたある日のこと。
「とーたん おべんとー」と娘が、自分の作った弁当を持っていけと言い出した。
市役所で弁当箱を開けてみると、娘の歯形の付いたさつまいもが一本丸ごと入っていた。
帰宅して「明日のお弁当はなーに?」と聞くと、「あしたはいそがしいからなしね」と、冷たい答えが返ってきて、私の短い弁当生活は終わった。
さつまいもは、娘の大好物なのだが、困ったのは娘がさつまいもをにぎりしめたまま、おならばかりしていることだ。
将来はアイドルにでもなるかと思っていた娘だが、これでは「アムラー」ではなく「オナラー」、もしくは「モーニング娘」ではなく「へっこき娘」である。
とはいえ、私は娘を立派な「レディー」に育てなければいけないので、おならをした後には「失礼」というように教えている。
その結果、娘はおならをするたびに「しちゅれーい」というようになったのだが、それを見て笑ってしまったのがいけなかった。
「ウケル」ことを知った娘は、恥じらいもなく、喜んでおならをするようになってしまったのである。
娘を「レディー」に育てるつもりだったが、やはり桑原家の「芸人」の血にはかなわなかったようだ。
「空気読めない」myskip12月号
2007年12月20日
「おしゃべり」「おてんば」「おせっかい」娘の性格はこの三つの言葉に代表される。
意外かもしれないが、妻も私も小さい頃はかなりおとなしい子どもだったので、娘が何かをしでかすたびに「誰に似たのだろう?」と言うのが、桑原家の定番になっている。
とはいえ、最近ますますおしゃべりになった娘との会話は面白く、毎日娘との会話を楽しんでいる。
この前は、娘に「こわいものは何?」と聞いてみた。
「お化け」や「怪獣」といった子どもらしい答えを予想していたが、娘はなんと「おかね!」との答えであった。
二歳児とはとても思えないほどの名言である。
娘に一体何があったのであろうか。
その一方で、娘は小声で「じったんは昔たぬきだったんだよ」と私にカミングアウトする。
確かに親父とたぬきの体型は似ているが、どうしてそんな迷言を言ったのだろうか。
このぐらいならまだ笑えるのだが、娘を肩車して、知り合いの人と立ち話をしていた時のこと、突然、娘が「とーたん 帽子とったら」と言い出すではないか。
帽子をしていない状態でそんなことをいわれたら、まるで私がカツラをしているみたいではないか!!「空気読めよ・・」と私は、心の中で呟いたのはいうまでもない。
どうやら娘は、最近流行の「KY(空気読めない)」だったようだ。
それでも私は娘を怒る気にはなれない。
なぜなら、娘の名前は「くわばら ゆめ」イニシャルだと「KY」なのである。
名は体を表すとはよくいったものだ。
意外かもしれないが、妻も私も小さい頃はかなりおとなしい子どもだったので、娘が何かをしでかすたびに「誰に似たのだろう?」と言うのが、桑原家の定番になっている。
とはいえ、最近ますますおしゃべりになった娘との会話は面白く、毎日娘との会話を楽しんでいる。
この前は、娘に「こわいものは何?」と聞いてみた。
「お化け」や「怪獣」といった子どもらしい答えを予想していたが、娘はなんと「おかね!」との答えであった。
二歳児とはとても思えないほどの名言である。
娘に一体何があったのであろうか。
その一方で、娘は小声で「じったんは昔たぬきだったんだよ」と私にカミングアウトする。
確かに親父とたぬきの体型は似ているが、どうしてそんな迷言を言ったのだろうか。
このぐらいならまだ笑えるのだが、娘を肩車して、知り合いの人と立ち話をしていた時のこと、突然、娘が「とーたん 帽子とったら」と言い出すではないか。
帽子をしていない状態でそんなことをいわれたら、まるで私がカツラをしているみたいではないか!!「空気読めよ・・」と私は、心の中で呟いたのはいうまでもない。
どうやら娘は、最近流行の「KY(空気読めない)」だったようだ。
それでも私は娘を怒る気にはなれない。
なぜなら、娘の名前は「くわばら ゆめ」イニシャルだと「KY」なのである。
名は体を表すとはよくいったものだ。
「オッパッピー」myskip11月号
2007年12月08日
私は小さい頃、大きくなったらお笑い芸人になりたいと真剣に思っていました。
しかし、大きくなったから自分には才能ないことを思い知らされ、芸人の道をあきらめました。
今考えてみると芸人も議員も「笑顔」をつくるという点では一緒ですから不思議なものです。
私は自分が親馬鹿では無いとは思っていますが、最近娘には「お笑い」の才能があるのでは、と思うことが多くなりました。
ある日の事、テレビを見ていると、「そんなの関係ねー」で有名な小島よしおが出ておりました。
それを見ていた娘は、服を脱ぎだし、「そんにぁのかんちぇいねー」と真似をしだしました。
「目指す芸風が違うよ!」と思いながらも面白くなった私は、「そんなの関係ねー」や「オッパッピー」といった小島よしおの芸をみっちりと教えました。
妻を見ると、普段は温厚な妻が、鬼の様な顔をして怒っております。
家の中とはいえ、親子が全裸で「オッパッピー」とやっていたら、怒って当然ですが・・・
そこで、妻の怒りを静めるために、桑原望作詞作曲の「ありがとう」の歌を歌いました。
♪ありがとう ありがとう きれいなおかあさん ありがとう♪
(妻の怒りが収まるまで繰り返す)
娘も、面白がって一緒に歌いだしました。二人で延々と歌い、妻の顔にようやく笑顔が戻り、最後に「おかあさん ありがとう」といった瞬間、娘が一言。
「けど、そんなの関係ねー」
娘を寝せたあと、妻からお説教されたのはいうまでもありません。
しかし、大きくなったから自分には才能ないことを思い知らされ、芸人の道をあきらめました。
今考えてみると芸人も議員も「笑顔」をつくるという点では一緒ですから不思議なものです。
私は自分が親馬鹿では無いとは思っていますが、最近娘には「お笑い」の才能があるのでは、と思うことが多くなりました。
ある日の事、テレビを見ていると、「そんなの関係ねー」で有名な小島よしおが出ておりました。
それを見ていた娘は、服を脱ぎだし、「そんにぁのかんちぇいねー」と真似をしだしました。
「目指す芸風が違うよ!」と思いながらも面白くなった私は、「そんなの関係ねー」や「オッパッピー」といった小島よしおの芸をみっちりと教えました。
妻を見ると、普段は温厚な妻が、鬼の様な顔をして怒っております。
家の中とはいえ、親子が全裸で「オッパッピー」とやっていたら、怒って当然ですが・・・
そこで、妻の怒りを静めるために、桑原望作詞作曲の「ありがとう」の歌を歌いました。
♪ありがとう ありがとう きれいなおかあさん ありがとう♪
(妻の怒りが収まるまで繰り返す)
娘も、面白がって一緒に歌いだしました。二人で延々と歌い、妻の顔にようやく笑顔が戻り、最後に「おかあさん ありがとう」といった瞬間、娘が一言。
「けど、そんなの関係ねー」
娘を寝せたあと、妻からお説教されたのはいうまでもありません。
「ボーイフレンド」myskip07年10月号
2007年10月27日
「おれはつよいぞ!パイナップル」と、突然風呂上がりの娘が吠え出した。
娘は自分のことを「俺」とは言わない。
調べてみると、どうやらテレビのヒーローもののセリフのようであった。「パイナップル」は今でも意味がわからない。
ヒーローもののテレビを見ない娘だが、その変化の裏には一人の男の存在があった。
おそらく、娘にとって初めてのボーイフレンドの名は「リッキー」。
少しだけ娘よりお兄さんの、豆腐屋の一人息子である。
娘がしゃべるようになってから、毎日といってもいいほど「大きくなったら誰のお嫁さんになるの?」と聞いてきた。
すると娘は笑顔で「とーたん(お父さん)」と答えてくれた。
父親としては、ささやかな幸せを感じる瞬間だった。
しかし、最近では「とーたん」と答えることはほとんど無くなり、代わりに「リッキー」と答えることが多くなった。
私は二歳の娘の父親でありながら、結婚が決まった娘の父親のような気分なのである。
それだけではない。
先日リッキーは、娘に会うなり「おれのゆめ!」と言ったそうだ。その場に私がいたら、巨人の星ばりに「結婚は認めん!」とちゃぶ台をひっくり返していたであろう。
娘が産まれた時に友人は「娘は永遠の片思い」と名言を残したが、今ではその気持ちがよくわかる。
そんな若い二人が遊ぶ時には、二人で仲良くパンツを脱いで「ちんちんおどり」と言って踊りだすそうだ。
娘よ。交際は認めるからそれだけは止めてくれないか。お前は女の子なのだから。
娘は自分のことを「俺」とは言わない。
調べてみると、どうやらテレビのヒーローもののセリフのようであった。「パイナップル」は今でも意味がわからない。
ヒーローもののテレビを見ない娘だが、その変化の裏には一人の男の存在があった。
おそらく、娘にとって初めてのボーイフレンドの名は「リッキー」。
少しだけ娘よりお兄さんの、豆腐屋の一人息子である。
娘がしゃべるようになってから、毎日といってもいいほど「大きくなったら誰のお嫁さんになるの?」と聞いてきた。
すると娘は笑顔で「とーたん(お父さん)」と答えてくれた。
父親としては、ささやかな幸せを感じる瞬間だった。
しかし、最近では「とーたん」と答えることはほとんど無くなり、代わりに「リッキー」と答えることが多くなった。
私は二歳の娘の父親でありながら、結婚が決まった娘の父親のような気分なのである。
それだけではない。
先日リッキーは、娘に会うなり「おれのゆめ!」と言ったそうだ。その場に私がいたら、巨人の星ばりに「結婚は認めん!」とちゃぶ台をひっくり返していたであろう。
娘が産まれた時に友人は「娘は永遠の片思い」と名言を残したが、今ではその気持ちがよくわかる。
そんな若い二人が遊ぶ時には、二人で仲良くパンツを脱いで「ちんちんおどり」と言って踊りだすそうだ。
娘よ。交際は認めるからそれだけは止めてくれないか。お前は女の子なのだから。
「大人ビール」myskip9月号
2007年09月25日
酒好きな父を持ち、小さい頃は酒のつまみのような料理が大好きだった私は、「大きくなったら大酒呑みになる」といわれてきました。
20歳の誕生日に父と初めてのお酒を飲んだ私は、ビール一杯でノックダウンしてトイレに一直線。それ以来、父とお酒を飲んだことはありません。私が大きくなったら一緒にお酒を飲む事を楽しみにしていた父は、残念だったに違いありません。
私が酔いやすいのは、アルコールだけではありません。「お酒に酔う」「乗り物に酔う」「自分に酔う」と、とにかく酔いやすい体質なのです。
娘がお酒に強いかどうかはわかりませんが、ある日の事、娘は缶ビールを持って「夢、ビールのむ」と言い出しました。
幼い娘にビールを飲ませるわけにはいきません。慌てて娘からビールを取り上げ「子どもはビール飲んじゃ駄目!」と教えましたが、子ども扱いされたことに娘は怒り出したのです。
「夢は子どもじゃない」「おおきいからビール飲む」と泣き出し、「夢は二歳だから子どもでしょ!」と私が言うと、「じゃ 夢は三十歳」と年齢まで詐称しています。
しまいには「夢はぞうさんより大きい」と意味不明なことを言い出す始末です。
仕方なく、ジュースを飲ませましたが、ジュースで誤魔化されるあたりがまだまだ子どもです。
すると娘は、ジュースを片手にニコニコしながら、私に言いました。
「とーたんも 大きくなったらビール飲んでいいよ」
20歳の誕生日に父と初めてのお酒を飲んだ私は、ビール一杯でノックダウンしてトイレに一直線。それ以来、父とお酒を飲んだことはありません。私が大きくなったら一緒にお酒を飲む事を楽しみにしていた父は、残念だったに違いありません。
私が酔いやすいのは、アルコールだけではありません。「お酒に酔う」「乗り物に酔う」「自分に酔う」と、とにかく酔いやすい体質なのです。
娘がお酒に強いかどうかはわかりませんが、ある日の事、娘は缶ビールを持って「夢、ビールのむ」と言い出しました。
幼い娘にビールを飲ませるわけにはいきません。慌てて娘からビールを取り上げ「子どもはビール飲んじゃ駄目!」と教えましたが、子ども扱いされたことに娘は怒り出したのです。
「夢は子どもじゃない」「おおきいからビール飲む」と泣き出し、「夢は二歳だから子どもでしょ!」と私が言うと、「じゃ 夢は三十歳」と年齢まで詐称しています。
しまいには「夢はぞうさんより大きい」と意味不明なことを言い出す始末です。
仕方なく、ジュースを飲ませましたが、ジュースで誤魔化されるあたりがまだまだ子どもです。
すると娘は、ジュースを片手にニコニコしながら、私に言いました。
「とーたんも 大きくなったらビール飲んでいいよ」
「トイレトレーニング」 myskip07年8月号
2007年09月11日
娘のトイレトレーニングに取り組んでいるのだが、簡単ではないようだ。
とりあえず娘に、「おしっこの前に教えてね」と伝えると、「うんうん」とうなずいた。
その後、娘は勝ち誇ったように「おしっこ」と宣言し、そのままその場でじゃっーとおしっこをした。どうやら全然わかっていなかったようだ。
妻が娘をお風呂に入れた時は、お風呂で娘が、「おしっこ」と言い出した。
妻は、「お風呂でしていいよ」と言ったのだが、珍しく娘は「おまるでする」と言い出して聞かず、おまるをお風呂の中まで持ってきておしっこをしたそうだ。
「お風呂でおしっこはだめだけど、おうちではいいよ」というのは「大人の事情」で、娘にわかってもらうのはかなり難しい。
トイレトレーニングには、親がしているところを見せると効果がある聞き、さっそく試してみた。
まず、私が「大」をしているところを見せると、娘は、「とーたん おまるでしないとだめでしょ」と娘に怒られた。さすがの私も、おまるでは出来ない。
今度は「小」を見せると、娘は「おしっこ」といってから、パンツを脱ぎ、おまるにまたがり、たったままおしっこをするではないか。これでは、あまりにも効果ありすぎだ。
トイレトレーニングで親がイライラすると、子どもにとってもよくないらしい。そこで、妻と「気長にやろうよ」と話し合うと、妻は「そうだよね。あんたもたまにもらすしね」と笑っている。いやはや、30歳にもなってなさけない。
とりあえず娘に、「おしっこの前に教えてね」と伝えると、「うんうん」とうなずいた。
その後、娘は勝ち誇ったように「おしっこ」と宣言し、そのままその場でじゃっーとおしっこをした。どうやら全然わかっていなかったようだ。
妻が娘をお風呂に入れた時は、お風呂で娘が、「おしっこ」と言い出した。
妻は、「お風呂でしていいよ」と言ったのだが、珍しく娘は「おまるでする」と言い出して聞かず、おまるをお風呂の中まで持ってきておしっこをしたそうだ。
「お風呂でおしっこはだめだけど、おうちではいいよ」というのは「大人の事情」で、娘にわかってもらうのはかなり難しい。
トイレトレーニングには、親がしているところを見せると効果がある聞き、さっそく試してみた。
まず、私が「大」をしているところを見せると、娘は、「とーたん おまるでしないとだめでしょ」と娘に怒られた。さすがの私も、おまるでは出来ない。
今度は「小」を見せると、娘は「おしっこ」といってから、パンツを脱ぎ、おまるにまたがり、たったままおしっこをするではないか。これでは、あまりにも効果ありすぎだ。
トイレトレーニングで親がイライラすると、子どもにとってもよくないらしい。そこで、妻と「気長にやろうよ」と話し合うと、妻は「そうだよね。あんたもたまにもらすしね」と笑っている。いやはや、30歳にもなってなさけない。
「幼稚園」 myskip7月号
2007年08月02日
誰も信じてくれませんが、私が小さい頃は、とても可愛らしく「天使幼稚園」に通っていたこともあり、「天使のようだ」と言われていました。
それが今では、「こんなに顔が変わる子は珍しい」(祖母談)、「天使から悪魔になった」(母談)と言われております。
桑原家の二代目天使となった娘が、私と同じ天使幼稚園の二歳児クラスに通うようになりました。
娘は幼稚園で整列するための掛け声「とんとんまーえ」を覚えてきました。
なぜだかわかりませんが、娘はそれを気に入り、風呂上りに一人で延々とやるのです。
もともと整列するためのものですから、一人でやっても終わりません。
私が止めさせようとしても止めず、泣きながらもひたすら続けるのです。
困った私たちは、私が列に入り妻が先生の役をして「はい おしまーい」と言いました。
そうすることでようやく娘は、満足そうな笑顔で、「とんとん まーえ」を止めました。
それにしても、夜遅くに聞こえる「とんとんまーえ」の掛け声、近所の人はどう思ったのでしょうか。
娘が通っていたのはカトリック系の幼稚園だったので賛美歌も覚えました。
ある時、神社でお参りをしていると、娘は神妙な顔をして手を合わせ、娘がなにやらしゃべっているではありませんか。
何を言っているのかとよーく聞いてみると、なんと「まりあちゃまのこころー それはあおじょら〜」と賛美歌を歌っているではありませんか!
おいおい娘よ。神様が違っているぞ!
こうなったら、両方の神様が笑って許してくれることを祈るしかありません。
それが今では、「こんなに顔が変わる子は珍しい」(祖母談)、「天使から悪魔になった」(母談)と言われております。
桑原家の二代目天使となった娘が、私と同じ天使幼稚園の二歳児クラスに通うようになりました。
娘は幼稚園で整列するための掛け声「とんとんまーえ」を覚えてきました。
なぜだかわかりませんが、娘はそれを気に入り、風呂上りに一人で延々とやるのです。
もともと整列するためのものですから、一人でやっても終わりません。
私が止めさせようとしても止めず、泣きながらもひたすら続けるのです。
困った私たちは、私が列に入り妻が先生の役をして「はい おしまーい」と言いました。
そうすることでようやく娘は、満足そうな笑顔で、「とんとん まーえ」を止めました。
それにしても、夜遅くに聞こえる「とんとんまーえ」の掛け声、近所の人はどう思ったのでしょうか。
娘が通っていたのはカトリック系の幼稚園だったので賛美歌も覚えました。
ある時、神社でお参りをしていると、娘は神妙な顔をして手を合わせ、娘がなにやらしゃべっているではありませんか。
何を言っているのかとよーく聞いてみると、なんと「まりあちゃまのこころー それはあおじょら〜」と賛美歌を歌っているではありませんか!
おいおい娘よ。神様が違っているぞ!
こうなったら、両方の神様が笑って許してくれることを祈るしかありません。
「選挙とミッフィー」myskip6月号
2007年06月22日
選挙が終わり、再選を果たしました。
けれど、娘は今でもちり紙交換の車が通ると、街宣車と間違えて「とーたん」と車を追いかけます。娘の選挙はまだまだ終わっていないようです。
選挙で娘に寂しい思いをさせたので、三人で出かけて植樹のイベントに参加しました。
植樹をした木の横の杭には、「桑原望、美雪、夢」と三人の名前を記し、横の部分に私は「念ずれば花開く」と、妻は「正直に生きよう」とそれぞれ座右の銘を書きました。
娘に「座右の銘は何?」と聞くと「ミッフィー」との答えです。仕方なく杭には「ミッフィー」と書きましたが、それにしても座右の銘が「ミッフィー」とは娘はどんな人生を送るのでしょうか。
まだ二歳になったばかりの娘ですが、最近では「あかちゃんじゃないもん」と言い張ります。(立派なあかちゃんですが)
これはきっと弟か妹が欲しいのだろうと思って、娘に「弟か妹欲しい?」と聞いてみました。
すると娘は「ミッフィー ほちい」とまたもやミッフィーが登場です。さすがに妻もミッフィーは産めません。
もう一度娘に聞いてみると「いもうと ほちい」との答え。どうして妹が欲しいか聞くと「いもうと ごはん にんじん」との答え。どうやら娘が欲しいのは「妹」ではなく、大好物の「おいも」のようです。
「色気より食い気」という言葉がありますが、娘はまだまだ「妹よりもおいも」のようです。
さて、「選挙が終わったら二人目」という公約を守れるかどうか、それはコウノトリにしかわからないようです。
けれど、娘は今でもちり紙交換の車が通ると、街宣車と間違えて「とーたん」と車を追いかけます。娘の選挙はまだまだ終わっていないようです。
選挙で娘に寂しい思いをさせたので、三人で出かけて植樹のイベントに参加しました。
植樹をした木の横の杭には、「桑原望、美雪、夢」と三人の名前を記し、横の部分に私は「念ずれば花開く」と、妻は「正直に生きよう」とそれぞれ座右の銘を書きました。
娘に「座右の銘は何?」と聞くと「ミッフィー」との答えです。仕方なく杭には「ミッフィー」と書きましたが、それにしても座右の銘が「ミッフィー」とは娘はどんな人生を送るのでしょうか。
まだ二歳になったばかりの娘ですが、最近では「あかちゃんじゃないもん」と言い張ります。(立派なあかちゃんですが)
これはきっと弟か妹が欲しいのだろうと思って、娘に「弟か妹欲しい?」と聞いてみました。
すると娘は「ミッフィー ほちい」とまたもやミッフィーが登場です。さすがに妻もミッフィーは産めません。
もう一度娘に聞いてみると「いもうと ほちい」との答え。どうして妹が欲しいか聞くと「いもうと ごはん にんじん」との答え。どうやら娘が欲しいのは「妹」ではなく、大好物の「おいも」のようです。
「色気より食い気」という言葉がありますが、娘はまだまだ「妹よりもおいも」のようです。
さて、「選挙が終わったら二人目」という公約を守れるかどうか、それはコウノトリにしかわからないようです。
「アンパンマン」myskip5月号
2007年06月03日
アンパンマンは、何故これほどまでに、子どもの心をつかむのでしょうか。
娘もアンパンマンに夢中で、キャラクターが載っている本を見ては、喜んでいます。
そんな娘に「お父さんは?」と聞くと、きちんと「アンパンマン」を指差します。
ようやく私も大黒柱として認められたようです。
しかし、「ミミタン(私の妹)は?」と聞くと指差したのは、なんと「タコヤキマン」。
性別さえあっておりません。
事務所スタッフのS君は、アンパンマンを描くのがうまく、娘から大人気です。
娘はS君を見つけては「アンパンマン(を描いて〜)」とおねだりします。
それが最近の娘は、「アンパンマンのおしりをかいて〜」とおねだりします。
「描いて」なのか「掻いて」なのかさえわかりません。
マントをつけているアンパンマンのお尻は誰も知りません。
アンパンマンのお尻は一体どうなっているのでしょうか?
ある時S君がいないので、娘が私に「アンパンマン(描いて〜)」とせがみました。
私も娘を喜ばせるために、精一杯アンパンマンを描きました。
しかし、美術の成績が2だった私が描き終えると、そこには「アンパンマン」ではなくただの「おっさん」が一人さみしげにおりました。
それまで笑顔だった娘が、私の描いたアンパンマンを見ると、表情が一変し、「ちがうー」と泣き叫びながら、私の描いたアンパンマンを一人で消しておりました。
娘よ。「すまんな」。けど、お父さんも一生懸命やったことはだけはわかってくれ。
娘もアンパンマンに夢中で、キャラクターが載っている本を見ては、喜んでいます。
そんな娘に「お父さんは?」と聞くと、きちんと「アンパンマン」を指差します。
ようやく私も大黒柱として認められたようです。
しかし、「ミミタン(私の妹)は?」と聞くと指差したのは、なんと「タコヤキマン」。
性別さえあっておりません。
事務所スタッフのS君は、アンパンマンを描くのがうまく、娘から大人気です。
娘はS君を見つけては「アンパンマン(を描いて〜)」とおねだりします。
それが最近の娘は、「アンパンマンのおしりをかいて〜」とおねだりします。
「描いて」なのか「掻いて」なのかさえわかりません。
マントをつけているアンパンマンのお尻は誰も知りません。
アンパンマンのお尻は一体どうなっているのでしょうか?
ある時S君がいないので、娘が私に「アンパンマン(描いて〜)」とせがみました。
私も娘を喜ばせるために、精一杯アンパンマンを描きました。
しかし、美術の成績が2だった私が描き終えると、そこには「アンパンマン」ではなくただの「おっさん」が一人さみしげにおりました。
それまで笑顔だった娘が、私の描いたアンパンマンを見ると、表情が一変し、「ちがうー」と泣き叫びながら、私の描いたアンパンマンを一人で消しておりました。
娘よ。「すまんな」。けど、お父さんも一生懸命やったことはだけはわかってくれ。
「寝言」myskip4月号
2007年04月13日
「夢を寝かせるね」と妻が娘と布団に入ってから数分後、
私がのぞいて見ると、スヤスヤと寝息を立てていたのは、妻の方だった。
娘はというと布団の中で一人遊んでいる。
これでは娘が妻を寝かしつけているようだ。
起きている娘は、寝ている妻の鼻の穴に指を突っ込んだりして遊んでいる。
その度に妻は「ふごへぇ〜」というのだが、結局そのまま寝ている。
自称愛妻家の私は「子育てで疲れているのだろう」と、
妻を起こさないと、翌朝妻は「なんで起こしてくれなかったの」と怒る。
だから妻を起こすと「えー 寝させてよー」とやはり怒られる。
結局どっちにしても怒られる。
どう考えても理不尽で、そんなだとさすがの私もぐれてしまいそうだ。
僕たち夫婦はよく寝言を言う。
妻によると、先日私は、寝言にしては大きな声で泣きそうな顔で
「おかーさん ごめんなさい」と謝っていたそうだ。
夢の中でまで、何をやって怒られていたのか気になる。
それにしても30歳にもなって・・・・
妻も負けていない。
妻の先日の寝言は、「あー 海鮮あんかけ焼きそばが食べたーい」との寝言だった。
ただの焼きそばじゃ駄目なのか!海鮮のあんかけじゃないと駄目なのか、
と気になって眠れなかった。
そんな僕らから産まれた娘は、寝言のサラブレッドといっても過言ではない。
そんな娘の寝言は「ちっちぇー」だった。
それにしても、何が一体小さいのだろうか。
晩御飯の魚の切り身、それとも私の器のことだろうか。
やはり気になって今夜も眠れない。
私がのぞいて見ると、スヤスヤと寝息を立てていたのは、妻の方だった。
娘はというと布団の中で一人遊んでいる。
これでは娘が妻を寝かしつけているようだ。
起きている娘は、寝ている妻の鼻の穴に指を突っ込んだりして遊んでいる。
その度に妻は「ふごへぇ〜」というのだが、結局そのまま寝ている。
自称愛妻家の私は「子育てで疲れているのだろう」と、
妻を起こさないと、翌朝妻は「なんで起こしてくれなかったの」と怒る。
だから妻を起こすと「えー 寝させてよー」とやはり怒られる。
結局どっちにしても怒られる。
どう考えても理不尽で、そんなだとさすがの私もぐれてしまいそうだ。
僕たち夫婦はよく寝言を言う。
妻によると、先日私は、寝言にしては大きな声で泣きそうな顔で
「おかーさん ごめんなさい」と謝っていたそうだ。
夢の中でまで、何をやって怒られていたのか気になる。
それにしても30歳にもなって・・・・
妻も負けていない。
妻の先日の寝言は、「あー 海鮮あんかけ焼きそばが食べたーい」との寝言だった。
ただの焼きそばじゃ駄目なのか!海鮮のあんかけじゃないと駄目なのか、
と気になって眠れなかった。
そんな僕らから産まれた娘は、寝言のサラブレッドといっても過言ではない。
そんな娘の寝言は「ちっちぇー」だった。
それにしても、何が一体小さいのだろうか。
晩御飯の魚の切り身、それとも私の器のことだろうか。
やはり気になって今夜も眠れない。
「お父さんとお風呂」myskip3月号
2007年04月02日
妻が体調を崩し、一人で娘を風呂に入れることになった。
妻のサポートなしで、風呂に入れるのは初めてのことだが、「簡単だろう」と思っていた。
どうやら考えが甘かったようだ。
娘は妻の横から離れず、風呂に行かない。
私は子どもでもきちんと言えば伝わると思っていた。
そこで私は真剣な顔で「夢、お母さんは頭がイタイ、イタイだからお父さんとお風呂に入ろう」と伝えた。
すると、娘は、真剣な顔でこくりとうなずいた。
そして娘は絵本を持ってきた。
って全然わかってないじゃん!!
今度は、「夢、この絵本を読んだら、一緒にお風呂に入ろうね」と伝えた。
娘はこくりとうなづき、指きりげんまんをして、私は絵本を読んだ。
そして、私が絵本を読み終わると、娘は「いただきます」という絵本を持ってきた。
やっぱり、わかってないじゃん!夕飯は食べたでしょ!ハリセンボン飲みたいの!!
結局、10冊ぐらいの絵本を読み、「アンパンマンと一緒にお風呂に入ろう!」と娘を脱衣場まで連れて行き、服を脱がしたところで、裸で娘が大脱走!
素っ裸で部屋を駆け回る娘。
そして同じく裸で追いかける30才の市議会議員・・・。
風呂に入ったものの、今度は自分の体を洗う余裕がない。
悩んでいると娘が桶を股の下に差し出し「しゃー(おしっこ)どーじょ(どーぞ)」と言った。
娘よ!お父さんはおしっこがしたいわけじゃないぞ、と思ったが、娘なりの協力なのだろうか。
風呂を出て、妻の寝顔を見たら「大変さが少しはわかったか!」と言っているかのようでした。
妻のサポートなしで、風呂に入れるのは初めてのことだが、「簡単だろう」と思っていた。
どうやら考えが甘かったようだ。
娘は妻の横から離れず、風呂に行かない。
私は子どもでもきちんと言えば伝わると思っていた。
そこで私は真剣な顔で「夢、お母さんは頭がイタイ、イタイだからお父さんとお風呂に入ろう」と伝えた。
すると、娘は、真剣な顔でこくりとうなずいた。
そして娘は絵本を持ってきた。
って全然わかってないじゃん!!
今度は、「夢、この絵本を読んだら、一緒にお風呂に入ろうね」と伝えた。
娘はこくりとうなづき、指きりげんまんをして、私は絵本を読んだ。
そして、私が絵本を読み終わると、娘は「いただきます」という絵本を持ってきた。
やっぱり、わかってないじゃん!夕飯は食べたでしょ!ハリセンボン飲みたいの!!
結局、10冊ぐらいの絵本を読み、「アンパンマンと一緒にお風呂に入ろう!」と娘を脱衣場まで連れて行き、服を脱がしたところで、裸で娘が大脱走!
素っ裸で部屋を駆け回る娘。
そして同じく裸で追いかける30才の市議会議員・・・。
風呂に入ったものの、今度は自分の体を洗う余裕がない。
悩んでいると娘が桶を股の下に差し出し「しゃー(おしっこ)どーじょ(どーぞ)」と言った。
娘よ!お父さんはおしっこがしたいわけじゃないぞ、と思ったが、娘なりの協力なのだろうか。
風呂を出て、妻の寝顔を見たら「大変さが少しはわかったか!」と言っているかのようでした。
「ほっぺた」myskip2月号
2007年03月15日
私の父の頭は見事にはげております。
しかし、当の本人は「人間の進化した姿だ」と、
ハゲを隠すどころか、むしろ誇らしげです。
ハゲは遺伝するらしく、私も薄毛で悩まされてきました。
修学旅行の荷物検査では、育毛剤を取りあげられみんなの前で立たされたり、
美容室で芸能人と同じ髪型を注文したら、
「(髪が少なくて)無理です」と言われり、そんな思い出ばかりです。
桑原家はそんな一族なのですが、
娘は「じったん(私の父)」の本当の姿(頭)を知りませんでした。
なぜなら父が座っていても娘より座高が高いために、
娘は父の後頭部を見たことがなかったからです。
しかし、ある日のこと、ソファで横になっている父のカッパのようなハゲ頭を娘は見てしまったのです。
娘はよほど驚いたのか「あー」「あー」と二回叫んで、目を大きくしました。
それから、娘は親父の頭をペチペチと木魚のように二回叩き、一瞬悩んだ顔をしました。
そして娘が言った言葉は「ほっぺ!」でした。
娘は父のハゲ頭を「ほっぺた」だと思ったようです。
天才ナポレオンの辞書に不可能の言葉はないといいますが、
笑いの天才である娘の辞書には「ハゲ」の言葉は無かったようです。
笑いの神様が光臨した瞬間でした。
桑原家は「笑いをとったもん勝ち」という一家です。
娘に「じったん」と言われ、髪の毛を引っ張られても笑顔の父は、
「笑いが取れておいしい」と思っているのかもしれません。
しかし、当の本人は「人間の進化した姿だ」と、
ハゲを隠すどころか、むしろ誇らしげです。
ハゲは遺伝するらしく、私も薄毛で悩まされてきました。
修学旅行の荷物検査では、育毛剤を取りあげられみんなの前で立たされたり、
美容室で芸能人と同じ髪型を注文したら、
「(髪が少なくて)無理です」と言われり、そんな思い出ばかりです。
桑原家はそんな一族なのですが、
娘は「じったん(私の父)」の本当の姿(頭)を知りませんでした。
なぜなら父が座っていても娘より座高が高いために、
娘は父の後頭部を見たことがなかったからです。
しかし、ある日のこと、ソファで横になっている父のカッパのようなハゲ頭を娘は見てしまったのです。
娘はよほど驚いたのか「あー」「あー」と二回叫んで、目を大きくしました。
それから、娘は親父の頭をペチペチと木魚のように二回叩き、一瞬悩んだ顔をしました。
そして娘が言った言葉は「ほっぺ!」でした。
娘は父のハゲ頭を「ほっぺた」だと思ったようです。
天才ナポレオンの辞書に不可能の言葉はないといいますが、
笑いの天才である娘の辞書には「ハゲ」の言葉は無かったようです。
笑いの神様が光臨した瞬間でした。
桑原家は「笑いをとったもん勝ち」という一家です。
娘に「じったん」と言われ、髪の毛を引っ張られても笑顔の父は、
「笑いが取れておいしい」と思っているのかもしれません。
「おっぱい」myskip1月号
2007年01月21日
「ボインは お父ちゃんのものと違うんやで」との名言を残した月亭可朝は天才だなと感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
小学生の頃、無知だった私は、女性のおっぱいの中には、「牛乳」が水風船のように入っているものだと思っていました。
もちろん、人間なのに「牛」のはずがないのですが、子どもだった私には、分からなかったのです。
食事から血液が作られ、それが母乳として子どもの心と体をつくる。
それを知ったのも娘が産まれてからのことです。
そんなわけで、娘を出来るかぎり母乳で育ててあげたいと思っていました。
しかし、娘に歯が生えて、乳首を噛むために、妻が授乳中に「いたた」と泣く事が多くなりました。
妻に辛い思いはさせたくないし、娘にも寂しい思いをさせたくないと、自称愛妻家の私は、大きな決断をし、T-シャツを脱ぎました。
娘に私の乳首を吸わせるためです。しかし、そんな気持ちも娘には伝わらず、「お前馬鹿?」といった目であしらわれてしまいました。
それでも、あまりのしつこさに諦めたのか、娘は口をつけました。
その瞬間「いででー」と激痛が走りました。
娘の噛む力は、とても強く、乳首は取れてしまうのではないかというほどの痛さです。
痛さが収まると今度は、乳首が痒くなりました。
娘はごはんでとろろを食べていたのです!!。
私は、自分の馬鹿さかげんに「30歳にもなって・・・」と落ち込みました。
お母さんの育児の大変さがほんの少しだけ、わかった瞬間でもありました。
小学生の頃、無知だった私は、女性のおっぱいの中には、「牛乳」が水風船のように入っているものだと思っていました。
もちろん、人間なのに「牛」のはずがないのですが、子どもだった私には、分からなかったのです。
食事から血液が作られ、それが母乳として子どもの心と体をつくる。
それを知ったのも娘が産まれてからのことです。
そんなわけで、娘を出来るかぎり母乳で育ててあげたいと思っていました。
しかし、娘に歯が生えて、乳首を噛むために、妻が授乳中に「いたた」と泣く事が多くなりました。
妻に辛い思いはさせたくないし、娘にも寂しい思いをさせたくないと、自称愛妻家の私は、大きな決断をし、T-シャツを脱ぎました。
娘に私の乳首を吸わせるためです。しかし、そんな気持ちも娘には伝わらず、「お前馬鹿?」といった目であしらわれてしまいました。
それでも、あまりのしつこさに諦めたのか、娘は口をつけました。
その瞬間「いででー」と激痛が走りました。
娘の噛む力は、とても強く、乳首は取れてしまうのではないかというほどの痛さです。
痛さが収まると今度は、乳首が痒くなりました。
娘はごはんでとろろを食べていたのです!!。
私は、自分の馬鹿さかげんに「30歳にもなって・・・」と落ち込みました。
お母さんの育児の大変さがほんの少しだけ、わかった瞬間でもありました。
「一歳の誕生日」myskip12月号
2007年01月10日

娘の一歳の誕生日に、妻の両親が熱海からやってきました。
二人は、桑原家に負けないほどの、ジジ馬鹿、ババ馬鹿なのでジジ・ババが4人集まると、「ジジ・ババ馬鹿サミット」が開催されます。
私の母が「夢は品のいい顔だ」と言うと、妻の母は「利口そうな顔をしている」と褒め殺しと思うほどの言葉のオンパレードです。
「いや、普通の顔だよ」と言いかけましたが、とてもそんな状況ではありません。
しまいにはこんな馬鹿息子から(俺の事)こんなに良い子が生まれるとは信じられない、と言いたい放題です。
そして、最後には「将来はライス長官(アメリカ国務長官)のようになる」ということになりました。
そういうわけで、みんなで食事をしました。
一歳の誕生日には、一生食べ物に困らないようにとの願いから、一升(一生)のお餅を背負わせるそうです。
娘にも背負わせたのですが、娘は「将来より、今が大事なの!私は!」という「超」現代っ子的考えなのか、一升餅の重さでふらふらしながらもかっぱ巻きを両手で掴み、口へと運びました。
かっぱ巻きならいいかと思って食べさせておりましたが、中にはわさびが・・・娘は「うぎゃぁー!!」と泣き叫びました。
あわてて取り上げようとしましたが、嫌がりまたも口に運び、「うぎゃー!!」と泣き叫ぶ始末です。
まったく親に似て学習能力がありません。
どうやら娘は、ライスはライスでも「ライス長官」ではなく、「お米」のようです。
「あかちゃんのうんち」myskip11月号
2006年12月07日

「お風呂での赤ちゃんのうんち」は、子育てをした人のほとんどが経験することではないだろうか。
私は勝手に、この経験をしてこそ、子育ての一人前になれると思い込んでいた。
そういうわけで、娘がお風呂でうんちをしてくれることを願いつつ(親の願いとしては最もくだらない)、毎日お風呂に入れていた。
「親の心、子知らず(ちょっと違うが)」とはよくいったもので、娘はなかなかうんちをせずに、結局、外出中の時に、妻に先を越されてしまった。
しかも、私がお風呂に入った後に妻はうれしそうに話すのであった。
そういえば、お風呂に入った時に娘の匂いがするな、と思った気がしたが、それは娘の匂いといっても、うんちの臭いであったわけだ。
何も知らなかった私は、湯船に浸かり、そのお湯で体を洗っていた。
それから数日後、妻と一緒に娘をお風呂に入れようとした時のこと。
妻が先に入り、私が娘の服を脱がせお風呂に連れていこうとした時、娘のお尻から「ブホッ」との音がした。娘がおならをしたと思って、右腕で娘を抱き上げ、左手を娘のおしりにあてて、抱き上げようとした。
すると、娘のおしりには温かく、軟らかい物体があった。
事態がつかめずに自分の左手を見ると、そこには「うんち」が湯気を立てていた。「なんじゃこりゃあ」と松田優作ばりに叫んだ私は、右腕に裸の娘、左腕にうんちを乗せ、一瞬悩んだ後、左手に「ブツ」を乗せたまま妻に娘を手渡し、トイレに駆け込んだ。
「おばあちゃんと一緒」myskip10月号
2006年10月23日
年齢差80歳以上の二人だが、娘が一番似ているのは、祖母だ。
特にほっぺたのたれ具合は一族の血がなせる技だ。
祖母も娘が生まれるまでは、歳のために少し弱気になっていたが、娘が生まれてからは「夢が学校に入るまでは元気でいたい」と娘の成長に合わせて元気になっている。
このままだと、たぶん、200歳まで生きそうだ。
先日、祖母が娘を「かば子ちゃん」と呼んでいた。
ついにボケたか、まさか「KABAちゃん」じゃないよな、それだと性別も間違っているぞ、などと思っていたが「かば子ちゃん」とは、「かわいい子」という意味だそうだ。
決してほっぺたが垂れてカバに似ているからでは無いようだ。
娘は、人見知りもせず、ほとんど泣かない。
しかし、祖母に会うと、娘は毎回大泣きする。こっちとしては、ハラハラするのだが、祖母はポジティブ思考なのか、自己チュウなのかわからないが、泣いている娘を抱きながら「泣かない子だ」などと言っている。
その祖母だが、飾ってある娘の写真を見て「夢(娘)にそっくりだ」と言う。
そりゃそうだ。本人なのだから。
冗談なのか、天然ボケなのか、それとも一流のギャグなのか、今でもわからない。
おまけに祖母は、娘を可愛がる(私の)母を見て、「なんで孫をあんなに可愛がるかわからん」と言う。
そして、「私はあそこまで孫が可愛くは無かった」とも!!おいおい、ばあちゃんちょっと待ってくれ、その孫って俺のことじゃん。(笑)
「ヒロシです」myskip9月号
2006年10月22日
祖父母の長寿を祝い親族が集まったのですが、芸人揃いの一族のため「一人一芸」というお達しがありました。父に宴会で何をするのか聞くと「歌を歌う」とのことでした。
父は歌唱力ゼロなので芸というよりも罰ゲームだと思っておりました。
夜の宴会が始まり父の出番になりました。
テープレコーダーから流れてきたのはペピーノ・ガリアルディのガラスの部屋、いわゆるヒロシのテーマです。
いい忘れましたが父の名前は「ヒロシです」。
父は、マイクを握ってつぶやき始めました。
「ヒロシです。まだ、夢ちゃんが「ジジ」と呼んでくれないとです。まわりのもんばっかり言うとです。嬉しくなかとです。」
「ヒロシです。みっちゃん(母の妹)が夢ちゃんのプリクラを欲しがりません。ナッチ(飼い犬)のばかり欲しがります。信じられんとです。」
「ヒロシです。うちのばあちゃんがだんだん元気になってきました。おそろしき夢ちゃんパワーです。こっちの方がふけてくるとです。」
「ヒロシです。長岡のほうがジジばか、ババばかだと思っていましたが、熱海(妻の実家)はそれ以上です。負けるとです。」
「ヒロシです。まだ生まれて三ヶ月ですが、撮った写真が400枚になりました。一年後がコワいとです」。 「ヒロシです。ヒロシです。・・・・」
で、一同大爆笑。私も腹が痛くなるほど笑いました。
熾烈を極めた一族の演芸会ですが、タラコ唇のおしゃぶりをするという荒技を見せた娘の優勝で幕を閉じました。




